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千葉と岡山の中学校で、地域探究の合同授業を開催。Inspire Highを活用し、地域ごとの違いや共通点をディスカッション

Inspire Highと千葉県市川市立東国分中学校、岡山県総社市立昭和中学校が、オンラインで千葉と岡山の両校を繋ぎ、中学1年生を対象に地域探究の合同授業を実施しました。「地域によって変わるもの、変わらないもの」をテーマに、異なる地域に住む中学1年生が意見交換し、多角的な視点から学びを深めました。

■実施の背景
Inspire Highは世界中の創造力と10代をつなぐEdTechプログラムです。世界中で活躍する大人たちの多様な生き方や価値観・社会課題に触れ、「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解/表現力を養うと同時に、全国の10代と意見を共有することで、他者を知る心も育みます。

千葉県の東国分中学校と岡山県の昭和中学校は、今年度からInspire Highを活用し、探究的な学びを促進しています。今回、普段コミュニケーションをとる機会がない他の地域に住む同年代との交流を促し、生徒自身の世界を広げるきっかけを創ることを目的とし、オンラインで両校を繋いだ合同授業を実施しました。

また「地域によって変わるもの、変わらないものはなんだろう?」というテーマの元、2校の生徒が、地域の違いと共通点をディスカッションし、「なぜその違い・共通点が生まれるか」についても掘り下げて考えることで、地域の性質を深掘りし、多角的な視点から学びを深めることを目指しました。


■授業の様子

生徒たちは夏休み期間中に、Inspire Highのセッション「建築家 隈研吾と考える、居場所ってなんだろう?」を視聴し、事前に「自分の住む地域のお気に入りの場所」を考えた上で合同授業に臨みました。

当日は少人数のグループに分かれ、「地域によって変わるもの・変わらないものは何か」「なぜその違い・共通点が生まれるか」について、ディスカッションを行いました。
各グループ、生徒主導の活発な意見交換が行われ、「変わる点は建物や景色。その土地の文化や歴史、人口、気候の違いによるものではないか」「公園や学校、図書館などの公共施設は変わらない。地域は違っても、同じ日本で、同じ時代に生きているから」「どちらにも緑がある。自然があると癒やされるなど、感じ方や価値観で共通する部分があるのでは」など、様々な意見が飛び交いました。


■各学校担当教諭のコメント

・市川市立東国分中学校 教諭 丹羽要先生
生徒たちは緊張しながらも意欲的に取り組み、時間がたてばたつほど話し合いは盛り上がりました。デジタルネイティブである彼らは離れた人たちとリモートでつながることは当たり前であり、ようやく彼らの当たり前に学校が追いついた感覚になりました。今後は、この取り組みをチャレンジングで特別なものではなく、学校のスタンダードにしていきたいと、強く感じました。

・総社市立昭和中学校 教諭 河崎太希先生
田舎の小さな学校としては、他の世界につながることを体感できた時間でした。オンラインという手段を使えば、小集団で、生徒が主体となって双方向同時にコミュニケーションができるという実感を持てたことが大きな収穫です。こうした経験が積み重なり、課題を発見する(導き出す)力が磨かれ、探究的活動の質向上が図られるのではないかと感じました。



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